三回忌

天馬光院

三回忌

三回忌 画像

三回忌とは

三回忌とは、故人が亡くなってから満2年、数えで3年目の法要です。 一回忌の翌年となり、僧侶による読経や会食が行われます。 三回忌になると、家族や親族のみで行うことも増えてきます。

そのため三回忌で呼ぶ範囲については、施主が家族や親せきと話し合う必要があります。

三回忌 のし袋

三回忌でも一回忌の時と同様、香典やお供物を持参します。 その際に香典やお供物にのしが必要となり、三回忌の場合は水引や青白や黄色の結び切りタイプを選びます。 表書きには黒い墨で「御仏前」や「御香典」と記載し、その下に参列者の名前を記載します。 夫婦で参列する場合は、中央に夫の名前を書き、その左隣に妻の名前を書きます。

香典を包む金額ですが、三回忌も一回忌同様になります。 故人との関係性や年齢によって金額が変わってきますし、会食する場合も金額が変わります。 一般的には、故人と親戚関係がある場合は1万円~3万円が相場となり、会食に参加する場合は会食代金をプラスして包みます。夫婦で参加する場合は、2人分をまとめて包んでも問題ありません。

また、遠い親戚の場合は連盟で香典を包むこともできます。 故人と血縁関係のない知人や友人の場合は、5千円~1万円が相場となり、会食に参加する場合はプラスで会食代金を包みます。

三回忌 お供え

三回忌にも香典の代わりにお供物を持参する場合があります。 地域によっては、供養の一つとしてお供物を持ち寄って出席者で分け合うこともあるので、事前に確認が必要です。お供え物は、残ったものは出席者で分配することが多いので、分けやすいものを選ぶことが一般的です。 食べ物であれば個別包装されたお菓子や果物、またお酒や線香などが多く選ばれます。

肉や魚などは保存場所に困ったり、殺生を連想させることから避けられることが多いです。 また花を選ぶ場合は、施主に手間を取らせないよう、既にアレンジメントしてある物を選ぶようにしましょう。お供物を仏壇に供える時は、まずは施主に「御仏前にお供えください」といった一言をかけて備えてもらいましょう。

三回忌 お布施

お布施とは、僧侶に読経を上げて供養してもらう際の謝礼として渡すものを言います。 三回忌法要をする際のお布施の相場としては1万円~5万円くらいとなり、決まりが無いため直接お寺の事務所などに尋ねてみても良いでしょう。

ただし自宅で法要を行い、僧侶を自宅に呼ぶ際は、別で「御車代」を準備します。 この御車代は5千円~1万円が相場となり、施主が送迎タクシーを手配しない場合に準備します。 お布施や御車代は、白の郵便欄のない封筒に包みます。

この時に、表書きは真っ黒な墨で「お布施」や「御車代」と記載するだけで大丈夫です。 お布施の裏側に金額と住所を書いておいても良いでしょう。 ただし、この時の金額は漢数字で書くことが基本です。

三回忌 服装

葬儀や一回忌では、参加者は礼服を着用することが多いですが、三回忌になると施主は礼服を着用しますが、出席者は略式喪服や平服での参加が可能になります。

そのため出席者側は喪服を着用していなくてもマナー違反にはならないのです。 もちろん礼服での出席でも大丈夫ですが、施主が平服を着用している場合、招待された側が格上の礼服を着用していると失礼に当たります。

当日の施主の服装を把握した上で、礼服は着用しましょう。 平服での参加が記載されている場合には、平服を着用する方が無難です。 平服を選ぶ時は、黒や濃紺、グレーなど落ち着いた色の服装を選びます。

カジュアルすぎない服装で、女性の場合はアクセサリーやマニキュアなどにも気を遣う必要があります。 メイクはできる限り薄い化粧にし、ネイルアートもベージュなどナチュラルな目立たないカラーにした方が良いでしょう。

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